新年の目標や日々の習慣目標など、目標を立てること自体が目的になってしまう人がいます。また、目標を立てたことで満足してしまい、結局行動を取れず、後々後悔しているという人もいるでしょう。
このような方を一般的に「意識高い系」と揶揄されることがありますが、なぜ目的を立てたのに達成できないのでしょうか?
その原因の一つに、目標達成に対するルールの複雑さ・緻密さがあります。
目標を立てている時は、複雑かつ緻密に計画をねることで確実に達成できそうな気分になりますが、人間のモチベーションは時と共に変化し、また時と共に目標の優先順位や、目標自体まで変わっていくものです。
そこで今注目されているのが、全く反対の考え方であるシンプルルールというもの。
実際にシンプルルールの作り方を紹介していますので、この機会に自分なりのシンプルルールを作ってみませんか?
目次
シンプルルールの作り方
まずは、シンプルルールの定義から。
- ルールを5つぐらいに絞る
- 誰でも覚えらるほどシンプルなもの
- 具体的で柔軟性がある
そして、
- やるかやらないかを決める境界線
- どれをやるか何をやるのかの優先順位
- いつ辞めるのかの引き際
上記の3点に注意しながらシンプルルールを作っていきます。
シンプルルールの具体例
肥満体型であった人は「夕食を25cmの皿にのる量にする」というルールを取り入れダイエットに成功。
また、スティーブ・ジョブズやマークザッカーバーグといった一流の成功者は「服装を統一」し、選ぶ時間までも削って時間を生み出していると言うのは有名な話。
他にも成功している企業の社是や、成功者の習慣などもシンプルなルールで構成させていることが多いので、あなたの真似したい人物が掲げるルールを調べ、真似してみることをおすすめします。
シンプルルールは仕事のパフォーマンスにも関わる
自分なりのシンプルルールをいきなり作り始めるのはほぼ不可能に近いです。
そんな時、色々とネットで情報を集めたくなりますが、この書籍を買っておけば間違いなくシンプルルールを作ることができるでしょう。
こちらはベストセラー書籍だけあって、ルールの作り方だけでなく、実例も多く載っていますので、あなたのルールを作る上で参考になるはずです。
シンプルルールはなぜ良いのか?
日常生活の決断が早くなる
毎日行う習慣をシンプルなルールで構成しておくことは非常に重要です。
例えば、先ほど紹介したジョブズのように服装をシンプルにしてみたり、レストランで「何をしようかな?」と何分もメニューを見るのではなく、あらかじめ「〇〇のお店では▲か□を注文する」と決めておいたり。
「あれこれと迷うこと」が楽しい場面もありますが、様々な場面で迷った時用のルールを掲げておくことは、人生の質を向上させてくれます。
目的がブレても「自分自身にいち早く戻る」ことができる
ネット社会になり、情報をいつでもどこでも享受できるようになりましたが、情報が多いというのは返って判断力・決断力を鈍らせてしまいます。
そんな時、ルールがシンプルであれば「自分の目的」をいち早く思い出すことができます。
先ほどの「決断が早くなる」という内容と被りますが、あなたの仕事や目標においてもシンプルなルールを作っておくことで「迷う時間」を削減し、行動することにいち早くフォーカスできるようになるのです。
私も人生のシンプルルールを作り、実践しています
最後に、参考までに私の人生のシンプルルールを紹介しておきます。
- やると決めたことを必ずやる/やらないと決めたことを2度とやらない。
- 第1領域はいち早く取り組み、第2領域の時間を作る。
- 第3/4領域の時間をゼロにする。時間を浪費しない。
- 収入を増やして、支出を減らして、投資をする。
- 同じ行動や、同じ考え方をなるべくしないように工夫する。
※第1/2/3/4の時間とは「7つの習慣」で紹介されていた時間管理のマトリックスのことです。
もちろんこれで完成ではありません。
今後も、自分が上手くいくもの上手くいかないものを見つめ、自分だけの本当に効果があるシンプルなルールを作っていきます。(朝ごはんの有無、起床時間。集中できる時間/方法など。)