終身雇用や年金制度の崩壊が目と鼻の先となり、政府が副業推奨をする時代になりました。
そのため、たとえ本業で安定的な収入を得ていたとしても「倒産やリストラ」も無いとは言えず、長期的な将来の展望は明るくはないことでしょう。
- 結婚
- 出産
- 持ち家
- 老後
私たちが「今当たり前のように考えている、普通の生活を実現し維持する」ことは、今後かなり難しくなるのかもしれません。
そこで副業を始める人が増えている訳ですが、副業初心者の方には正直何から始めたら良いのか分かりませんよね。
- 物販(転売やせどり)
- ライティング
- プログラミング
- Youtubeや動画編集
- バイト
- 内職などの単純労働
僕も副業初心者の時は色々と調べたものの、最終的に「ライティング」を副業として始めてみることにしました。
ちなみに僕は結果的に1年半ぐらいで140万円稼ぐことができています。
【2018年】1年間のライティング収益表
2018年はライティングだけの副業で87万円稼ぎました(こちらの詳細と、2017年の実績は後ほど紹介します!)。
納期に追われている時は土日ガッツリやることもあったものの、基本的に無理なく達成しています。
- 「ライティングは稼げない!」
- 「ライティングは時代遅れ!」
このような声もありますが、そんなことはありません。
むしろライティングはWEB業界の基礎であるため、ライティングを極めることは、
- WEB制作(プログラミングやデザイン)
- サイト運営(SEOやマーケティング)
といった、更なるスキル発展を遂げるための近道になるのです。
ライティングを軸に、将来的には今より好条件の業界に転職したり、人によってはフリーランスになることも不可能では無いでしょう。
そこで今回は、副業初心者のあなたに向けて「ライティングが副業初心者におすすめな理由」と「ランサーズの登録から案件の探し方。継続的に稼ぐための戦略まで」を紹介します。
ライティングが副業初心者におすすめな理由を紹介したあとは「ランサーズの登録から案件の探し方。継続的に稼ぐための戦略まで」を紹介しています。最後には「年月ごとの報酬の内訳」も画像付きで載せてあります。「ライティングで副業をお始めてみたい!」と思っている方はお読みください。
目次
副業初心者にライティングがおすすめな5つの理由
①副業の中で比較的早く「稼ぐ」ことができる
冒頭でも軽く紹介しましたが、僕が副業初心者の頃「副業」と聞いて、こんなものを思い浮かべていました。
- 物販(転売やせどり)
- ライティング
- プログラミング
- Youtubeや動画編集
- バイト
- 内職などの単純労働
もちろん、これらの副業はやり方を極めればどれも稼ぐことは可能です。
しかし、僕が考える「稼ぐ」とはしっかりと「1つの事業にすること」を前提にしています。
なので、比較的早く稼ぐことができる「バイトや内職」は時間を切り売りするだけなので会社員でなくても最終手段として考えるべきです。
では残りの副業はどうでしょうか?
どれも「本業に繋がる副業」ですが、当然最低限の勉強しなければいけません。
- (易)ライティング < 動画編集 < 物販 <プログラミング(難)
難易度としては、こんな感じです。
特にプログラミングは、挫折者も多いと聞きます。
それぞれ予備知識があれば別ですが、副業初心者なのであればライティングを副業に選ぶことをおすすめします。
物販は言わずもがな、商品を仕入れなければいけませんから、資金がなければいつまで経っても稼げません。また、動画編集やプログラミングは、それ相応のPCスペックが必要です(macであれば15万円~)。
②「本業に繋がる副業」の中でも「敷居」が低い
冒頭でもお話ししましたが、僕は副業初心者の段階から1年半で140万円以上稼ぐことができました(後ほど画像付きで紹介します)。
しかも僕は、文才や専門知識があった訳でもなく「ただ記事を書いていただけ」です。
ライティングスキルは読書感想文を書いたことがあるレベルでも、
- 入念な下調べ
- 執筆後の見直し
- 納期前に一度提出
これらを徹底すれば、クライアントさんに満足いただける記事を作成できるのです。
つまり「努力でなんとかなる」のです。
また、記事作成して納品するだけなのでリスクが0に等しいという部分も、副業初心者には嬉しいポイントだと思います。
PC1台でどこでも可能な副業なので、社会人でなくても、学生、主婦、定年退職後の方であっても誰でもできますよ。
正直、物販・プログラミング・動画編集の方がライティングより稼げます。最終的にはこのような副業に切り替えて行くべきです。ただ、副業初心者向けでは無い(在庫リスク、エラー時の対応、クライアントが飛んだ時の対応…etc)ため「何をしたら良いんだろう」と思っている方はまずはライティングを極める選択をした方が無難です。
③間接的に「自分のやりたい仕事」に関われる
ライティングの案件は、非常に多岐に渡ります。
- あなたが現在行っている仕事に関すること
- あなたが趣味でやっていること
- あなたが今まで人生でやってきたこと
それだけでなく、
- あなたが「やりたい!」と思っている仕事
に関するライティング案件もあったりします。
ちなみに、僕は海外旅行が趣味なのですが「あなたが行ったことのある海外旅行先での思い出を4000文字以内、写真付きでまとめてください」みたいな案件があって、旅行をしながら納品したことがありました。
これはまさにお宝案件ですよね!
さらに、仕事を何度もこなすことで自信がついてきたら
- 取材付きの案件
- 単価交渉や提案
などを行ってみるのも良いでしょう。
ここまでくると単価も跳ね上がり、本業の粋に入ってきますよ。
ライティングスキルがあれば、自分の趣味と掛け合わせることで仕事を発展させることができます。例えば、カメラ。取材案件には写真撮影が付き物ですが「カメラが趣味で、こんな写真が撮れます!」とクライアントに提案すれば、撮影報酬に繋がることもあるでしょう。
④SEOやHTML/CSSなど、WEBに関する知識がつく
ライティングで単価の高い案件を取ろうとすると、間違いなくSEOに関する知識が必要不可欠になります。
SEOとは、簡単にいうと「検索上位表示させるための対策」なのですが、大方ライティング(文章内容)による評価に左右されます。
ただし、Googleのアップデートに依存する部分が大きく、常に情報は変わり続けます。
常に情報が変わり続けるということは「新規参入しやすい」ということにもなります。
僕自身、始めたばかりの頃は「SEOって何?」という状態でした。
ですが、徐々に勉強していけば良いのです。
ライティングの仕事は、大きく分けて
- 低単価:SEOや文章力が必要で無いもの
- 中単価:文章力は必要だが、SEO知識は不要
- 高単価:SEOを意識した文章構成が練れる
このようなイメージ。
なので先ずは低単価の案件を受けていき、余裕が出てきたら中単価の案件を受けていく。
そして中単価の案件は、
- SEOを意識した記事構成
- 上位表示したいキーワード指示
など、クライアントが大方指示してくれる場合がほとんどです。
今は不安かもしれませんが、記事を何度も作成したり、クライアントさんとやりとりしたりする中で、仕事を通して勉強することが可能なので安心してくださいね。
【余談】Googleのクローラー(ロボット)は、文章の構成を人間のように理解しているのではなく、マークアップ言語を読み込んで日々検索アルゴリズムを最適化しています。また、SEOではキーワードだけでなく、マークアップ言語(HTML、CSS)の理解も必要です。
⑤オウンドメディアを構築するための知識がつく
企業名は公表できませんが、中には誰しもが知る大手企業から発注された案件もあります。
もちろんフリーランス相手への仕事なので、何次下請けの仕事になるかは不明ですが、大手企業の仕事のやり方を間接的にであれ知ることができるのです。
また、最近ではwordpressのようなCMSでの記事投稿(下書き)もするようお願いされる場合が多いです。
ただ記事を書くだけでなく、文字装飾や画像挿入などを通して、CMSに対する理解やデザイン面も考えるようになることもあるでしょう。
この段階までライターとして関わるようになっていれば、オウンドメディアをあなた一人で立ち上げ・運営ができるはずです。
一時期「ブロガー」というワードが流行ったように、自分でオウンドメディアを立ち上げれば、それだけで生計を立てることも可能です。「南の島でPC1台、好きな時に好きなだけ働く生活」ということも無理ではありません。
ランサーズの登録から案件の探し方。継続的に稼ぐための戦略まで
まず初めに。これだけは約束して欲しいこと。
「迷っている時間は無駄であり、今この瞬間に行動すると自分に約束する」
まず初めに、これだけ約束して下さい。
ライティングで稼ぐ方法はネットで調べれば色々な情報が出てきますが、
- 自分ができそうな案件をとって、120%の力を注いで納品する
この一言につきます。
それなのに、いつまで経っても調べたり勉強したりしてしまう人がいます。
現にあなたも色々と調べている途中で、今僕の記事にたどり着いたのでしょう。
ですが、もう調べるのはやめて、実際に行動してみましょう!
- ランサーズの登録方法
- 案件探しと獲得するためのコツ
- 納品する前に注意すべきこと
- 高単価案件獲得するための戦略
- 勉強しておいた方が良いこと
- さらに稼ぎたい人へ
それでは早速、このようなステップで紹介していきます。
やり方は本当にシンプルです。安心してください。先ずはクラウドソーシングの中でもライティング案件の多いランサーズを使うことをおすすめします。余裕のある人は案件応募までやってみてください!
①ランサーズの登録方法
まずはランサーズに会員登録します。
今回はランサーズで「ライティング案件を探す」ことが目的なので、赤枠で囲った「会員登録(無料)」ボタンから登録します。
登録情報はニックネームで構いません。僕はニックネームを使って、個人が特定されない程度に入力していました。ただしランサーズ側も「プロフィール情報が充実しているほど、受注率が高い」と公表しているので、できるだけ埋めるようにしましょう。
②案件探しと獲得するためのコツ
登録したら、早速ライティング案件を探していきます。
ページ上部にある「仕事を探す」ボタンをクリックすると、様々な案件が出てきます。
ここから気になる案件をクリックし「提案」ボタンから営業するという流れになります。
ここで僕のおすすめの探し方は「初めから1文字1円以上の案件だけに提案する」というものです。
なぜ1円なのかというと、ライティングスピードにもよりますが、時給換算した時に1000円以上になりやすいからです。
なので1円以下の案件をやるぐらいならバイトした方が良いですし、1円以上の案件を獲得できれば本業並に稼げるようになる訳です。
「ライティング初心者でも1文字1円で大丈夫?」と聞きたくなるかもしれませんが、クライアントを納得させる提案ができれば問題ありません。(クライアントは提案文を元に発注を決めるので。)
そして、今の自分ができそうな案件を探す場合、
- 自分の専門分野のものはないか?
- 自分の本業と近いものはないか?
- 他人より詳しい趣味のものはないか?
など、例えライティングに自身がなくても、自分の強みを十分に生かせる案件にバンバン提案していきましょう。
ちなみに僕は英語と自動車に詳しい自信があったので、ここから始めてみましたよ。
副業初心者の方が初めて案件をとるには「1日3提案以上」することを目安にしてください。プロフィールが充実していても実績が無い状態だとなかなか案件を獲得しづらいです。初めのうちは根気が入りますが、提案しない限り仕事は受けられないので頑張ってください!
③納品する前に注意すべきこと
1日3提案以上していれば、よほどのことがない限り2週間で1案件は取れるでしょう。
そしていざライティング案件を受注し、納品することになったとします。
この時、納品前に必ずご自身でチェックすることを忘れないでください。
- 声に出して、自分の文章を読む
- 1日空けてから、黙読する
非常にめんどくさいように感じますが、声に出して読むことで自分の文章のおかしい部分に気付けたり、一日空けることでもっと良い言い回しを思いつくことがあります。
文章力に自信のある人でさえ、自分の書いた文章を何度も確認するぐらいですから、ここは手を抜かないようにしてくださいね。
ライティング初心者の頃は、自分の文章力に自信がなくて納品するのに緊張してしまうかもしれません。でも、私たちは普段誰とでも問題なく会話できている訳ですから、しっかりチェックしておけば変な文章になることはほとんどないはずです。
④高単価案件獲得するための戦略
1つの案件を無事獲得できた後は、たいていの場合継続して仕事を続けることになります。
しかし、1文字1円のライティング案件だけでは満足できなくなってくるものです。
そのような段階に入ったら、高単価案件を探してみましょう。
探す方法は、
- 継続案件先への交渉
- 今までの案件をベースにした新規営業
主に2つあります。
まず①ですが、こちらはあなたの信頼と客先のキャパシティーに依存します。
客先のキャパシティーとは、ライティング案件に出せる金額上限のこと。
あなたの信頼とは、ライティングの文章内容だけでなく、丁寧なやりとりや「この人なら大丈夫!」とお客さんが思ってくれている状態にあること。
たいていの場合、あなたの信頼が高まっていれば交渉をすることで単価アップにつながります。
仕事を長く続けている人なら「意思疎通」が取りやすく、仕事もスムーズに進みますからね。
でも、客先のキャパシティーがなければ、あなたがどんなに良いものを納品していても、一向に金額が上がることはありません。
なので、
- 継続案件先へ「信頼」を構築する
- タイミングをみて金額交渉
- OKなら継続、NGなら新規案件へ営業
という流れが良いと思います。
僕は、1文字1円の案件は2ヶ月ぐらい(10記事ほど納品)したら単価交渉を行っていました。稼ぐことが目的だったので「交渉成立したらラッキー!」ぐらいの勢いでどんどんチャレンジしていましたよ。もちろんNGになっても、ここまで実績があれば次の営業が、初心者の頃に比べて格段にやりやすくなっているはず。
⑤勉強しておいた方が良いこと
ライティングを行う上で、勉強しておいた方が良いものがあります。
もちろん、ライティングスキルを高めるため「読書」をするというのもOKです。
ですが、僕は最低限、
- SEO
- wordpress
- デザイン
- HTML/CSS
この4つは、軽くでも勉強しておいた方が良いと思っています。
なぜかというと、あなたがライティングした記事は、どこかのサイトのネット記事になるからです。
中でもSEOについて知っていれば、提案がかなり捗るはず。
つまり、クライアントに対して的確なSEO知識を含んだ提案ができれば、単価交渉もしやすくなるのです。
他の部分もできれば、他のライターとの差別化につながったり、別案件獲得もできる可能性が広がります。
僕はライティングから、SEOやWordPressを知り、wordpressでブログを作ったことでデザインやHTML/CSSを学ぶようになりました。どれもそれほど高くないスキルですが、全て自分で知っていてある程度できる状態にしていることで、かなり副業の幅が広がりました。
⑥さらに稼ぎたい人へ
初めはランサーズだけに絞って、ライティング案件を受けるべきです。
それは、案件を1つ完了することでクライアントから評価され、よりプロフィールが充実していくからです。
特にランサーズでは、評価の高い方に「認定ランサー」という称号を与え、案件を取りやすくしてくれています。
でも、ランサーズだけでは案件が限られてくるので、もっと稼ぎたくなったら他のクラウドソーシングサイトを使ってみましょう。
- クラウドワークス
- シュフティ
有名どころでは、このあたりでしょう。
ただし初めから色々なサイトに登録すると、訳が分からなくなってしまう可能性があるので「まずはランサーズで認定ランサーを目指す!」ぐらいの意気込みの方が良いと思います。
1年半で「140万円稼いだ」のは「1文字1円~」の案件に絞ったから。
最後に、僕がランサーズのライティングだけで1年半に140万円稼いだ内訳を紹介します。
僕はライティング初心者でしたが、初めから「1文字1円〜」の案件だけに絞っていました。
やり方は今まで書いてきた通り。
- 1文字1円以上の案件を毎日提案
- 取れた案件を自信を持って納品
- 継続できたらタイミングをみて単価交渉
- NGを見越して、次の営業
このようなことをひたすらやっていました。
これだけでも、ライティングを開始して3ヶ月ほど(2017年3月から開始しました)で20万近く稼いでいます。
そして2017年のトータル収支は454,139円となりました。
2018年は、継続案件も増えてきたこともあり、1年間で870,757円となりました。
ちなみに、これは全てランサーズ上での案件だけであり、またライティング案件のみの収支です。
ランサーズ経由でないものや、コーディング案件、サイト運営による広告費等合わせればもっと稼いだことになります。ですが、全てはライティング初心者だった僕がランサーズで数千円稼いだことから始まっています。今だから言えますが「継続は力なり」ですね!
ライティング案件を取りながら「自分が何をやりたいか?」を考えるのが大切
正直、ライティングだけでも稼げます。
これは僕自身が実際に140万円稼げたので間違い無いです。
ただし、ライティングをやりながら「自分が何をやりたいのか?」考えることを忘れないでください。
僕は、はじめ自分が何をやりたいのか分からなかったのですが、ライティングを続けるうちに「自分でもサイトを運営してみたい!」と思うようになりました。
もちろん、ライティングを極めて、日本TOPクラスのライターさんになることも良いでしょう。
ですが、ライティングがある程度できるようになれば
- 自分の趣味・特技に因んだブログ運営
- LPやセールスレターなどの高単価案件
など、初心者向けのライティング案件で培った知識をベースに、非常に様々なことができるようになります。
もし、この記事を読んで「自分もライティング始めてみよう!」と思ったならば、あなたも自己実現に繋がるような仕事を探す過程になるよう、陰ながら応援しています。